幼稚園に入園して1か月、さっそく三者面談で発達障害を疑われた話
前回のあらすじ。
三才児健診で発達に引っかかり療育サークルを勧められたけどその直後、引っ越しがあったからうやむやになってるぞ。
疑惑の三才児健診からおよそ半年経った頃、うちの子は幼稚園に入園しました。
発達について気がかりではありましたが、幼稚園に入園して環境が変われば健常児と変わらないぐらい成長してくれるだろうと期待していました。
実際に幼稚園に入園した子供は行き渋りなど全くなく、毎日幼稚園が楽しいみたいでした。
入園から一か月経ち、初めての保育参観がありました。
毎日子供に幼稚園の話を聞いてましたが、要領を得ない説明のお陰で子供の幼稚園生活はそれまで全くの謎でした。
なので幼稚園での子供の様子が知れる!とワクワクしながら見に行きました。
年少クラスの5月なので授業風景はなかなか混沌を極めてましたが、先生がなにかお話をする時、だいたいの子(体感8割ぐらいの子たち)はまっすぐ前を向き先生のお顔を見てしっかり先生のお話に耳を傾けていました。
残り二割くらいの子供たちは集中できないようで、後ろに並んだお母さんに愛想を振りまいたり、泣いてお母さんから離れられなかったり様々でした。
うちの子はもちろん二割側で、机に頬杖ついて違うところをキョロキョロ見たり、私の方を見たり落ち着かない様子でした。
それも先生の目の前の席でそんな様子なのでヒヤヒヤしました。「椅子にはちゃんと座ろうねー♪」と先生は慣れた感じで姿勢を直したりしていました。
たぶんいつもこんな感じだったんだと思います。
私はうちの子が基準だったのでその様子を見て、三歳児ってちゃんと座ってお話聞いたり出来るんだと衝撃でした。
他の子と比べて、自分の子の明らかな違いを感じた瞬間でした。
まだ幼稚園入園したばっかりだし、うちの子だけでもなかったし……と自分に言い聞かせてみても、モヤモヤした気持ちは晴れません。
でもそのうち平均的になるかもしれないしとも思いました。
それからさらに一か月後、三者面談がありました。
保育参観の様子がずっと気になっていたし、子供の園での様子を詳しく聞けるいい機会だと思いました。
当日時間通りに行くと、教室の前に椅子が準備してあって前の人が終わるまで座って待ちました。
その日の最後の枠だったみたいで私たちのあとには誰も居ないようでした。
たぶん長くなる事が先生には分かっていたので最終枠にしてくれたんだと思います。
面談が始まり、幼稚園での子供の様子を教えてもらいました。
クラス活動で先生の指示が通りにくい事やお友達とケンカになった時に、手が出てしまう事(これに関してはお互い様なので、と言われました)、自分の思い通りにならないとうずくまってしまう事、など。
先生の話を聞いていて、やっぱりかーと思いました。
なので三才児健診で発達が引っかかってた事を伝えて、先生から見てうちの子は発達が気になる子なのかを聞いてみました。
すると先生もうちの子の発達の遅れが気になっていたようで、「お母さんが気になるようでしたら、市の発達相談に行くのもいいかもしれません」と助言をいただきました。
やっぱそうだよな、と思いました。
私はその時、やっぱり一度相談に行った方がいいと思ったんですが、なんせ初めての事でどういう流れでどこに連絡すればよいのかさっぱり分かりませんでした。
その旨を先生に伝え、先生ならなにか知ってるかなと思ったのですが答えは無常にも「分からないので、市のホームページ見て下さい」との事。
私はなんとなく幼稚園と子育て支援課は繋がっていて、そこからどんどん話が進んで行くことをイメージしていたので、ちょっと面食らいました。
ここも後々知るんですが、こういう支援の対応って自治体によって本当にまちまちで、当時住んでいた所では発達が気になったら自分でコンタクトとる感じでした。
で、自分で調べるわけなんですが、まーーーー分からない!
とりあえず市のホームページ見ましたけれども、妊娠・出産に関する相談や乳児向けの育児相談はあるんですが発達に関する相談は記載がないし、いざ電話してみようにも発達に関する相談は健康促進課にすればいいのか子育て支援課にすればいいのかもわからなくて。
「ま、でも子供の事だし子育て支援課だろ」と思い、電話したところ違いました。違うんかい。
正解は健康促進課のこども健康係との事で、そのまま電話をまわしてもらいました。
こんな感じで三歳児健診から約一年、いよいよ本格的に発達障害に向き合う事になりました。
やっと市の支援に繋がりここから始まる、と思いきや……。
次回、相談に行ったけど様子見ましょうで終わった話
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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