子育て支援課の担当者さんに足向けて寝れないという話



前回のあらすじ
3才児健診で発達の遅れを指摘されてからなんだかんだあって1年ぶり2回目の引っ越しを無事終えたぞ


うちの子は年少・年中・年長で全部幼稚園を転園しているんですが、この記事で書くのは年中さんあたりの事です。

年少さんで担任の先生からも発達の事を言われているので、転園先の幼稚園には早めに発達障害の疑いがある事を申告していました。
すると幼稚園の方から市役所の方に連絡がいったみたいで職員の方からわざわざ連絡していただき、この時はかなりスムーズに子育て支援課の方と結びつく事が出来ました。

転勤族で色んな場所に住みましたが、自治体の対応は本当に様々でどの自治体にも良し悪しはあるのですが、ここではかなり良くしてもらいました。
小さな市で子供も少なかったのでその分きめ細かい対応が出来るというのはあるのかもしれません。

幼稚園を通して子育て支援課の職員の方にコンタクトを取る中で一度面談しましょう、という事になりました。
この職員の方はそれ以降、引っ越すまでの1年半私たち親子をずっと担当してくださったのですが本当にいい人でした。
めちゃくちゃ親身で色々な提案をしてくれるので助かりました。


ちょっと話が逸れますが、発達障害かも?となってからどうすればいいのかって全然分からなくないですか?私だけ?
これまで面談を何度かしましたが、じゃあそこから次のステップに進みたいってなった時、どんな支援があって、その支援を受けるにはどうするかっていうのが分からなくて。

たぶん私がもっと積極的にアプローチしなければいけないんですけど、当時はそこまで気が回りませんでした。


なのでここで、「発達が気になるのなら市でやってる療育に行ってみませんか?」と療育を勧めてくれたり、やっぱり発達が気になるとなった時に「心理相談で保健師さんに田中ビネー知能検査してもらえるので医療機関に受診するかの判断材料の一つになると思うので一度相談してみませんか?」と心理相談を勧めてくれたりと段階的に導いてくれたので、どうしたらいいんだろう?という不安は解消されました。
担当の方はこの後引っ越す時も引っ越し先の子育て支援課の方に連絡してくれたりと頭が上がりません。

療育の形態も様々だと思いますがここの市では月に一回、市が療育サークルという名目で運営していて、診断がなくても大丈夫だったのですんなり通う事ができました。
逆に現在住んでいる所では療育施設がたくさんあるようでしたが医療機関で診断名をもらわないと療育は利用できないそうで、診断のないうちの子は利用できません。

療育サークルでは音楽療法といって、リズムに合わせて楽器を弾いたり、身体をいっぱい動かしたり、楽しそうでした。
時には大きな模造紙に絵具で色を塗ったり、大縄したり。
少人数制で子供が5人なのに対して先生が10人いたり、かなりきめ細かな対応をしてくれました。
毎回毎回、楽しかったみたいで子供は療育サークルに行くのがそりゃあもう大好きで「次はいつ行くの~?」ってよく聞かれました。

思えば療育サークル行ってから情緒面の成長をかなり感じたな。
保健師さん曰く、発達が遅い子はボディイメージが曖昧な子が多いからそこを鍛えると伸びるとか。

そしてそのボディイメージというのは自分の体の輪郭や大きさを正確に知っているという、読んで字のごとくですね。

私は初めて聞く言葉だったんですが、普段私たちが何気なくやっている事、例えば喋りながら歩く時に意識をわざわざ足に向けなくても転んだりしないですよね。
それは自分の足の長さを無意識のうちに理解しているからなんだそう。

普通の場合、知らないうちに身についている事なんですが発達の遅い子はそれが曖昧な為に不器用な感じになっちゃうんだとか。
子どもと公園で遊んでいてこれはこうやるんだよーって教えても、なぜそうなる?みたいなもどかしさの原因を思わぬ形で知りました。

私たちが通っていた療育は普段しないような動きを活動の中でたくさんするので、楽しみながら自然にボディイメージを養う事が出来たので行って良かったです。
もちろん療育にちょっと行ったからといってすぐに身につくようなものでもないので、療育での活動を参考にしながらいろんな動きを取り入れようというように意識が変わりました。


という事で担当さんに療育を勧めてもらって療育に通うようになりました。
それでも発達が気になることがチラホラあって、相談したら心理相談に行く事になりました。

次回、心理相談で発達検査をした話。
ここまでお読みいただきありがとうございました。



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