心理相談に行って発達検査を受けた話
前回のあらすじ
引っ越し先の子育て支援課の担当さんがめちゃくちゃいい人で、勧められて心理相談に行く事になったぞ
子育て支援課の担当さんに勧められて心理相談に行くことにしました。
この発達検査を受けてもここで診断名が付くわけではなく、検査結果によっては医療機関につなげますねというものです。
あくまでも現状の発達度合いを知るって感じです。
発達障害の診断はお医者さんにしかできないので、診断名が付くまでは長い道のりがあります。
特に発達グレーは時間かかるかと思います。
心理相談では田中ビネー知能検査というものを受ける事になりました。
田中ビネー知能検査というのは知能指数や精神年齢がわかる検査で、様々な要素を掛け合わせた問題があるので検査を受ける人の知能の特徴が分かるそうです。
子供と心理士さんが1対1で検査をするのを斜め後ろから黙って見てるんですが、これが結構辛く感じました。
子供がマイペースに話したり、急に話題を替える上に主語がないちんぷんかんぷんな話を繰り出すので、それに補足や訂正をいれたい、軌道修正したいという気持ちが沸々と……!
でも親は喋ったらダメなので、ここはじっと我慢。
こうやって子供が誰かとコミュニケーションをとっている姿を完全に黙って見る事は今までなかったなぁと思いました。
特に大人と話すときなんかは、相手にきちんと話が通じるようにと子供が話してる途中で「これはこうで~」なんて要約していて、もっと子供のペースを尊重したフォローの仕方があったんじゃないかな、と……。
良かれと思ってしていた先回りが子供の発言機会を奪っちゃっていたかもと反省しました。
後ろから見る、親が全く介入しない子供の姿はいろんな意味ですごかったです。
本っっ当にマイペース。
自分のしたい話を、相手の反応をまるっきり無視して一方的にしている。
心理士さんに質問されても、その質問から連想した全然関係ない話をしだして、しかも相手を置き去りにどんどん話を進めていっててもう、独壇場でした。
元々おしゃべりな子なんですが、語彙が発展途中なので話がチンプンカンプン。
なかなかカオスだったーーーー。
検査を受けていて、得手不得手が結構顕著に出てました。
うちの子の場合、推測することが不得手っぽいなと素人目で見ても分かりました。
例えば「にわとりは大きい、ひよこは小さい。犬は速い、じゃあ人は?」という問題。
この問題は「反対の形容詞を答える」という問題の意図を分かっていれば、答えが分かるはずですが、うちの子の答えは「歩く」でした。
問題全体をまとまりとして捉えられてなくて、にわとり、ひよこ、犬、人といった名詞の部分しか頭に入ってないから間違えたのかな?と思いました。
本当言葉の通りにしかとらえないんだなぁ。
うちの子の空気の読めなさの根本的な理由はこういうところにあるんだなと。
その他の問題はおよそ問題なくこなしていたので、これがこの子の思考の癖なんだと思いました。
田中ビネー知能検査恐るべし。
検査は大体30分ぐらいで終わりました。
私としては途中で飽きて投げ出すんじゃないかと思っていたので、飽きる事なく30分間集中して取り組んでいる姿に感動しました。大きくなったな……。
検査が終わるとその後は、検査結果もふまえた面談でした。
面談もなかなか長くなると思うので今回はここで一旦切ろうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回、田中ビネー知能検査を受けて分かった、子供の特性についての話。
また見て下さい。